UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2026-06-15
何者
小原 彬弘
ちょっと余裕のない日々が続いています。充実した日々であるのは間違いないですが、誰かがよく言う、紙一重だね、正直ね、うんってやつです。土日は朝起きたくないくらいですが、今の生活の癖は社会人になったときに出そうなので踏ん張ろうと思います。
ホッケーの時間はどうしても短くなっていますが、研究室生活の方はかなり謳歌できているように感じます。就活に追われる同期がいたり、理系の割にPCメインでラボにあまり行かなくていい同期がいたり、様々ですが、やることがあって居場所があって、部活とは別のコミュニティがあるっていうのはありがたいです。部活だと4年は最高学年になってしまいますが、研究室だとペーペーっていうのもこれまた刺激的というかストレスフルというか、なかなか久しぶりの感覚で。無我夢中でホッケーしていた1年生の生活を思いだすこともちょくちょくあります。実験に取り組むときの自分の効率の悪さ、無能さには悲しくなりますが、はやく知識をつけて1人前になりたいです。高校時代の教えだと少なくとも3つは追わないといけないので、まだまだ頑張りが足りないのかなと思います。
高校のときの、国語科のお便りかなにかに守破離の話が書いてあって、1年の間に基礎力をしっかりつける、2年になったら応用を効かせて、3年で確かな実力をつければ、4年目で合格できるみたいな、ちょっと最後が衝撃的すぎて1~3年をちゃんと覚えてないですがこんな内容だったかなと思います。割と自分のなかで大事にしている概念で、さっき述べた少なくとも3つという話、化学科と数学科の先生に言われた物事には優先順位があるという話(これはもう雑感で軽く書いたかなと)と合わせて行動指針になっています。B4, M1, M2で順にステップを重ねて、Dか社会人かは決めていませんが、そのころにはどんな自分になっているだろうと期待を膨らませる日々です。いまはじっくり基礎知識、技術をつけていければと思います。
4年目を迎えた部活についても、たかだか4年しかないホッケー生活で、まずは徹底的に型から入る“守”は大事にしていたつもりです。1年の間は特に基礎基礎基礎っていうかんじでした。秋までにある程度戦えるようにならないといけないことをベースに、しょうもないミスで自分・他人の練習の質が落ちる、基礎がついた状態での練習とそうでない状態での練習は価値が違うという危機感から、自主練もかなりしていたなぁと思います。ちょうどこの前、同期と隙間時間があってもグラウンド行かなくなったよね俺ら、という話をして、忙しくなったのもあるとは思いますが、当時の戦う土俵にいないという焦り、練習のための練習みたいな精神が薄まったんじゃないかなと思います。2年に“破”の感覚は正直あまりなかったですが、最近OBさんがよくおっしゃっている一個特技を身に着ければ幹部の目にとまるという話はきっとこれなんでしょう。YouTubeで日本リーグを見漁って、拙いながらも戦術を考えてみたり、うまいプレーを切り抜いてみたりというのも該当するかもしれません。いろいろなことに手を出したくなる時期、先輩の意見を鵜呑みにしなくなってくる時期、そういう余裕が生まれてくる時期なのかなと。で、“離”はというと、試合で仕事をする、人に教える機会が増える、東商・七帝期間にいままでの経験で部を動かしてみる、2025の4年生が少なかったこともあり、3年生という立場から拙いなりにも自分の型を出していく機会があったかなと思います。自分うまくないなとか成長してないなとか、挫折、主義主張の違いも多い時期で、ちょっと違う離にもなりそうで、、みたいな話も笑。
さて、今自分は4年生なわけで、“離”の継続といってしまえばそれまで、そもそも守破離ステップをそんなにうまく踏めてきているのという話もありますが、漢字を1つあてるならなんだろう、何者たるべきなんだろうと最近考えています。部から離れる時間が増えると変なこと考えだすのは自分あるあるです。4年目が最後の年って人生であんまり経験ないし。極、舞、達、熟とかその辺でしょうか。そもそも守破離が修行の教訓なので無理に4つ目を作る必要もないのかも。2026がすべて終わった後に今年の漢字みたいな感じで振り返るくらいがいいですかね。いずれにしても後悔のないように、どんな結果であれ、引退試合の後にちょっと泣きそうかも、の状態になるようにまとめあげていこうと思います。
決勝まで残りわずかなことは言うまでもないですが、夏オフを除くと引退まであと5か月ちょっと、もう少し踏ん張ります。
PS
守破離って世阿弥の教えかと思っていましたが、千利休の和歌がルーツという話があるみたいです。解釈、説はいろいろあるようですが、
“規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな”
結局基本に落ち着くのかもしれません。
