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2025-11-06

盗用

町塚 広一

今シーズンのスローガン「不撓」。この言葉に込められた“どんな困難にも屈しない”という意味を、これほど深く考えた一年はありませんでした。

秋、私は一部昇格を信じて、駒場に立ちました。日々の練習の中で、少しずつチームが強くなっていく感覚を確かに感じていました。それでも結果として昇格の夢は叶わず、今は2部7位決定戦に向けて最後の準備をしています。正直、悔しさは大きいです。自分のプレーの未熟さ、勝負どころで踏ん張り切れなかった場面、仲間に支えられながらも応えきれなかった瞬間――思い返すたびに、胸の奥が締めつけられます。

それでも、この一年を振り返って最も感じるのは、「折れずに続けることの価値」です。練習が思うようにいかない日も、試合でうまく噛み合わない日もありました。けれど、どんなに苦しくてもグラウンドに立ち続けた仲間の姿が、何度も自分を奮い立たせてくれました。技術面の成長よりも、むしろそうした“心の強さ”を少しだけ手にできた気がします。

不撓とは、勝つための言葉ではなく、“最後まで自分を信じて走り切るための言葉”なのだと思います。勝敗以上に、自分がどんな姿勢でホッケーと向き合えたか。そこにこの一年のすべてが詰まっている気がします。

最後の試合、結果がどうであれ、胸を張って終わりたい。支えてくれた仲間、コーチ、家族、そして応援してくれた方々への感謝を胸に、全力でスティックを振り抜きます。これが、僕なりの“不撓”です。

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