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UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2022-05-29
血肉
吉田 丈
人の雑感を読むのが好きだ。入部してから、部員が雑感書いたらすぐ読んでる。顔も名前も知らないOBさんの雑感読んで、こんな人いたんだなみたいなことを何となく考えたりする。チームの中心で活躍してる自信に満ち溢れた人も、ベンチとかで悩んでる人も、正直な等身大の思いを言葉にしてて、それに心打たれる。
4年生にもなれば、普段言えないような、自分だけの、吐き出したい熱い前向きな思いが胸の内にあって、雑感でそれを恥ずかしながらも文字に起こす。そういうものだと思ってた。だから、去年の雑感は無理に前向きなことを書いたりせず、正直な気持ちを書いて、結果暗い内容になったと思う。
あれから1年、自分の雑感の担当が回ってきて色々考えた。けどあんまりあの時と変わってない。出場時間とか立場とか、自分に出来ること出来ないこととかはあの時とは違う。でも、結局はずっと悩んでばっかりで、それは突き詰めると全て「上手くなりたい、チームの役に立ちたい」てのが結論だと思う。
新歓期、オークスに連れて行ってくれた先輩がかっこよくて何となく入部して、ぼんやりボール追いかけてた1年の初めから、色んな出来事が積み重なって今の自分がある。どれが自分にとって1番大事かとかは決められないから、全部書く。まとまりの無い正直な気持ちを書く、という意味では雑感としてふさわしいとも思うし。
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