UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2016-11-15
のこせるものは
酒井 優太
結果と責任。
チームの強化という正解が見えない中で、全てを証明するのは結果だと思っている。
そして誰よりも責任があった。ただの「試合に出てる選手」ではない。ベンチのメンバーを決め、試合に出る人を決め、その出場時間を決め、戦術を決める。ベンチに入りたいのに入れなかった人、試合に出たいのに出れなかった人、いつも身を粉にして働いて支えてくれるスタッフ、支援してくれているOBOG、その人達のためにも結果を残さなければならない責任があった。
負けてはいけない試合で負けた。結果で示せなかった。
今までの全てが否定されたように感じた。試合前なら自信を持って答えられたような、慢心してないかや万全の準備はしたかの様な問いに、負けた後では自信を持って答えられなくなる。この一年、自分の四年間が全て間違っていたようにさえ思える。
結局切り替えられてもいないだろうし、引きずるなって言われても引きずる。練習中にあの試合と同じようなシーンがあれば嫌でも思い出す。普通に生活していてもあのシーンでなんでその選択肢を取ったのかと時折思う。多分これからずっとそうなのだろう。
でも笑っても泣いても残りわずか。だったら笑ってた方がいいに決まってる。楽しんでた方がいいに決まってる。今までやってきた4年間の最後を失意のままに過ごしたくはない。
インカレのあの試合は良かった。2016のチームの良さが出てた。なにより楽しかった。チームとして守れてる時も、上手い奴と一対一して守れてる時も気分は最高。やっぱ根っからのディフェンダーなんだなーとか思いつつ、勝ちてぇなーとか思いつつ。
残すはラスト一戦、ラスト一週間。
結果は残せなかった。もう後輩たちに何も遺せないかもしれない。
それでも、自分たちが先輩たちから受け継いだこの部活の良さを、四年生の代の良さを、強化幹部・1プレーヤーとしての酒井優太の良さを、少しでも遺せる可能性があるのなら、やはり遺していきたい。
よーし、頑張るぞ!!