UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2017-05-15
The die is cast.
崎山 栞里
残りの3年をかけてやりたいことを、ひとつ見つけた。
審判。
できたらめっちゃかっこいい!とか、
誰にでも簡単にできてしまう代替可能な「マネージャー」なんかじゃなくて、存在価値のあるひとりの「スタッフ」でありたいと思った、とか。
いろいろ理由はあるけど、一番はやはりこのチームとホッケーというスポーツが大好きになったこと。ホッケーへの興味は日々あふれんばかりに湧いてくるし、ホッケー見てるとわくわくする!という入部当初から持ち続けている気持ちも変わっていない。
勝敗を直接決める最前線に立つことができないからこそ、何か一つフィールドの外で力になれる強みが欲しい。
プレー歴のないスタッフが審判を習得する。ホッケーに限らずどの競技でもそれが難しいことだというのはよくわかっている。
プレイヤーであれば当たり前にできてしまうように見えるとっさの状況判断、素早いジャッジ。私にとってはまだどれも難しくて、骨も折れるし心も折れる。
何回か練習させてもらってはいるが、相変わらず笛を吹くのは怖いし足がすくむし、立ち止まると際限なく余計なことを考える。
でも、教えてくださる喜久川さんをはじめ温かく見守ってくださる先輩方や、同期たちの何気ない言葉の数々、厳しい言葉(怖いけど)や優しいアドバイス、全部が背中を押してくれる。とても心強いしありがたいことだと思う。
「最近がんばってるね」
「マネさんが審判できるようになったらすごい助かる」
「吹けたじゃん!」
言われたら嬉しいから、もっと走れる。
時間も経験も度胸も全然足りない。下手くそなジャッジで迷惑かけることもこの先たくさんあるだろう。時には渋い顔もされるだろう。日々心も折れ続けることだろう。しかし前を向いていたい。
機会は作りに行くし、1回1回の機会を大切に。ルールやプレーをもっと深く勉強したい。かといって他のスタッフ業にも手を抜かない。熱心に話を聞いてくれる努力家でかわいい後輩たちを、一人前のスタッフに育てあげる。どれもやりたいことだから、決しておろそかにしない。
たとえかっこ悪くても、全然うまくいかなくても。わたしはわたしのやり方で、このBULLIONS2017というチームの小さな歯車の1つになってみせよう。
目標:春リーグが終わるまでに、ハーフコートのゲームで審判をできるようになること。