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2017-09-06

N.O.W.に生きる

和田 拓也

先週の七帝戦は主に後半からの出場であったが、初めてレギュラーのGKとして出場し、いい経験になったと思っている。

両チーム得点が入らず重苦しい雰囲気の中での出場もあったが、縮こまることなくプレーすることはできていたと思うし、着実に自信もついてきていた




はずだった。

4試合を終えて、気づかぬうちに自信は慢心に変わっていた。自分のコーチングの甘さ、判断の鈍さとなって現れた隙を突かれての失点だった。

こんな情けない形で目標であった「無失点」優勝は叶わぬものとなってしまった。試合後、チームへの申し訳なさ、自分の甘さに対する苛立ちがこみ上げてきた。完全に後の祭りだった。


代表入りのためにアピールしようと思っていたのに、最後の最後でずっこけ。情けない。1対1の状況になっても冷静に対処していた清水さんとは対照的だった。

それ以来先輩と自分はどこが違うのかと考えている。競技歴の差=経験値の差、ということも考えたが、そんな安直な考えでは早く代表に入ることはできない。

限られた時間の中で早く上達する方法、それは1回の練習、1つ1つのプレーから可能な限り多くを得ようとすることだ。コーチング、セービング、飛び出しなど様々な場面でのあらゆる判断に誤りはなかったか、その判断が最善であったかなど、練習中に頭を使わねばならない。(これに気付いた時、今年のスローガンは練習時のあるべき姿を表しているのだとわかった。)

気づくのに1年半を使ってしまったが、これから巻き返していくしかない。


GKとして、指示だけで守備を済ませ、70分間ボールに触らないことは究極の理想だと思っているが、だからといってそれに固執してしまってはいけない。DFだって抜かれることやレシーブミス、パスミスはある。そういった事態を予測することとそれに落ち着いて対応すること、足を止めずいつでも飛び出せるようにしておくことが今後の課題だ。

だから、もっと周りをよく見て、相手の攻撃を予測し、最善の守り方を構築する。

自分の理想を叶えるために、今年はチームを1部昇格へと押し上げるために、これからはより一層「Think Out, All Out.」していかねばならない。

試合だろうと練習だろうと、全てのプレーが反省材料であるし、成長のチャンスだ。そのチャンスをとりこぼしている暇はない。

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