UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2016-10-29
Beyond by
羽田 泰彬
忘れられない格別のゴールの記憶。
FWにコンバートされてから今日に至るまで、色々な形でゴールを決めてきたが、その中でも何度も思い返しては嬉しくなるゴール。
それは七帝戦であったり、練習試合であったり、ただの紅白戦であったりもする。
狙いすましたゴールだったり、泥臭いゴールだったり、珍しく豪快なゴールだったりもする。
でも格別なことには変わらない。
FWというポジションが嫌になりかけた時に、それでもFWで頑張ろうと思い続けることができたのは、そうしたゴールの記憶に支えられたからだ。
きっと引退しても忘れることはないだろう。
そうした記憶達にどうしても加えたいのは、リーグ戦でのゴールだ。
どれだけ気持ちが良いのか、どんな味がするのか、自分自身で確かめてみたい。
リーグ戦でベンチに入れない悔しさ。ベンチに入れた時の嬉しさ。
フィールドに立てないもどかしさ。フィールドに立てた時の高揚感。
活躍できなかった情けなさ。
そういったものを全て味わって感じて乗り越えて、その上で決めきったゴールは、一生モノになること間違いない。
ホッケー人生の一区切りが近づいてきている。
幸いにもこの半月で、ホッケーができることの幸せを思い出すことができた。
ホッケーはこんなにも楽しい。面白い。
後輩達に何を遺すかを考えるより、まずは毎日の練習を必死にやっていく。
後輩達には自分の良い面も悪い面もプレーで伝える。
目に見える形で、見えない形で、ホッケーを、運営を頑張ってくれている同期や後輩達のためにも、最高の結果で笑ってBullions2016を締めくくりたい。
全員が輝いて全員で一部昇格して、最後に全員で笑い合う。それだけを目指して、最後の最後まで走りぬく。