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2018-10-07

38

三宅 蓮太朗

僕がホッケー部に入部したのは、4年間本気でスポーツをしたかったからだ。

高校3年の夏、引退したハンドボール部の動画を見て一人で大泣きしてしまった。引退試合ではただ結果を受け止めるしかなかったけれど、少し時間が経つと「楽しかった」「まだ続けていたかった」といった思いが強くなっていた。3年間本気でやってきていなかったら、あんなに涙は出ていなかっただろうなと思う。
大学でもそういった経験をするには部活に入るしかないと思った。

38は僕の好きなアイスホッケーの選手のデビュー時の背番号だ。彼はドラフトではあまり評価されなかったが、パックをしつこく追いかけたり、小さい体は不利なのに、自分を分析して、体の使い方を考えてディフェンスの間をくぐっていくことで、今ではチームの大きな得点源となっている。

七帝ジュニア戦で優勝したり、一年練の目標であった1、2年試合に勝つことなど1年生全体の目標が達成できなかった以上、これまでよりも個々の目標が重要になってくるだろう。

僕は、競技は違うけれど、彼のゲームスタイルを意識してプレーしていきたいと思う。自分の背番号に38を選んだのは単にその選手が好きだからであって、深い意味はなかったけれど、この雑感を書き終えた後はそういったプレーをできるよう心がけたい。

自分が引退するとなった時に、「楽しかった」「まだ続けていたかった」と思えるようになるためには、今のままじゃいけない。そのためには今から意識を変えて努力するしかない。

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