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2017-09-15

進むべき道

堀部 純司

プレーヤーをやめる。

これは自分の中で最悪の選択であるし、残りの時間をどう過ごしたってそれが変わることはない。
皮肉にも、自分のことは考えなくてよくなると、チームのことだけ考えるようになった。
いや、そんな高尚なものではないかもしれない。
3年以上一緒にやってきた友人のために頑張ろうと思う。
四年生は信頼している。
自分がいい思いできないなら四年生の皆が胸を張って引退出来るようにしたい。

自分が出来ることは高が知れてる。
でも、練習の復習を出来るような動画をまとめれば、1日の練習でのミスが一つくらい減らせるかもしれないし、
相手校分析で相手のプレーを予測できるようにしておけば、0.5秒くらい選手が早く動けるようになるかもしれない。
その一回のミスや0.5秒が直接勝敗に関わる確率は低いかもしれないが、
それは自分が行動を起こさない理由にはならない。

二、三年生はチームのことより、自分が活躍することを一番に考えていると思うし、それが普通で、それでいいと思う。
もう試合に出られない僕からしか言えないと思うので言うが、
四年生を勝たせてやってほしい。
普段からそんなこと思わなくていいが、試合中の本当にツラい時間帯にこのことを思い出して決して諦めないでほしい。
まあこれは半分建前で、中途半端なことやったら許さないよっていうのが本音。

自分はというと、とっくに腹をくくっているので、今更決意するようなこともないが、過去の自分に呆れられないような、失望されないような存在であり続ける。
前例はないから自分で生み出すしかない。
考え続けなければ、自分のアイデンティティを確立できない。

プレーヤー以上に、誰よりもスローガンを体現する。

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