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2016-04-10

越えてこそ

羽田 泰彬

最近よく考えていること。


パスシュートで枠を外しても、ドンマイで終わっていないか。
渡しパスでレシーブミスしても、ドンマイで終わっていないか。

一つ一つのメニューをこなすだけになっていないか。
同期が、後輩が、参考にしようと思ってくれるようなプレーが自分にできているか。


この3年間、各代の4年生の姿をずっと見てきた。
4年生の4月にどの程度のプレーレベルに達していないといけないのか、よく分かっているつもりだ。

Bullionsに入ることを決めた3年前の自分が今の自分を見たら、きっと笑ってバカにされると思う。何してんだよ、と。

早く、一部で通用する技術レベルに達したい。体力も、ホッケー脳も。


ベンチ入りできるだけでも満足、なんて思わない。試合に出たい、ではなく、試合で活躍したい。
後で思い返してにんまりしてしまうような、そんなゴールを決めてみせたい。


また、4年生である以上、個人のことだけではなくてチームのことも考えないといけない。
松岡も言っていたが、強化幹部だけでなく全員で、下級生を引っ張っていく。
プレーでも、話し合いでも、スプレッドシートでも。

自分の場合それもまだまだ発展途上だ。
もっともっとできるはずだ。



昨日の山学戦、結果は大敗だった。慶應対山学のスコアと比較しても、慶應と東大の間にはまだまだ大きな差がある。

でも東大ホッケーが通用していた場面も確実にあった。個々のチャレンジが光っている場面もあった。


12点を取られても、それでも代表は前を向いていた。
だから、育成も、スタッフも、全員が前を見据えて、この1か月慶應戦に向けて準備していこう。

今年の育成は強い。ここ数年の育成と比較しても、それは確かに言える。
だから育成みんなで切磋琢磨して、もっと代表を脅かそう。


最後に、自分の決意。
この短くて長い1か月間、本気にホッケーと向き合っていく。

本気になるのはとても難しく、すごく覚悟がいることは分かっている。

それでも、本気になる。
3年前の自分に、笑って今の自分を誇れるようになってみせる。

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