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2016-11-07

貢献

中込 杏

四年生に恩返しがしたい。


夏。伸び悩んだ下級生が多く、焦りと苛立ちに満ちていた育成チーム。代表に入りたい気持ちは誰より強いはずなのに、僕らがホッケーを楽しむ気持ちを忘れないように、あえて和やかな雰囲気を作ってくれた四年生。
自分のことだけ考えていた日々だったが、育成の雰囲気を変え、四年生と一緒に代表に上がろうと強く思った。



代表に上がりたての秋。ミスの多い僕のプレーを、試合が近づく中でも丁寧に改善しようとしてくれた四年生。明らかに足を引っ張っていた僕に、「一緒に試合に出場するメンバー」として接してくれたことが本当にありがたかった。
一刻も早く、アドバイスされてばかりの下級生から成長し、頼りになるプレイヤーとして四年生とフィールドに立ちたいと思った。


今、僕は四年生にとってどんな存在だろう。思いを託すべき存在になれているだろうか。試合を動かせる存在になれているだろうか。


残り二週間。
このチームは強い。どこよりも良いチームだ。僕がそれを身を以て証明したい。

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