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2018-04-26

貢献

岡田 尊助

チームの一員として目標に向かう中で、自分がいたからこそ勝った、結果が出たという思いを持ちたいのは自然だと思う。自分という存在が不可欠なのだと。
そうした不可欠な存在が増えれば増えるほど組織としては不安定でもろいものとなり、人数が多いほど貢献のあり方に違いが出る気がしてしまう。これは不思議だと思いつつ、それでもやっぱり自分の存在価値をプレーで示したい。

だからこそ、実際にピッチに立てる人が限られる中で、プレーを通じた貢献の貴重な機会を得ているにも関わらずこの貢献をいまいち実感できずにいる自分を情けなく思う。
先輩方をはじめ、本当に多くの人のおかげで一部で戦う環境にあると感じているからこそ練習や試合中に初歩的なミスをするたびに自分に腹が立つ。

でも、入部当初から言われているように一部で勝つには個人のスキルアップが必要なのは実感していて、こんなネガティブな気持ちに終始していてはいけないともわかっている。
やってやるぞっていう熱量がもっと必要だと。そして上手くなる努力を常に重ねること、実際に上手くなることも必要なのだと。


自分が多くの先輩にお世話になったためか、4年生になったらプレーはある程度完成されていて、周りを見ている余裕があるなんて1、2年生の時は勝手に思っていた。
けれどそんな甘いことは決してなく、引退する最後の日まで上手くなることに集中しなければならないことが今になってわかる。
自分が上手くなることに集中しているからこそ周りのことにも考えを及ばすことができる。そんな選手になってみせるという思いもあるし、それは4年生・試合に出ているものの責任だと思っている。

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