UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2015-05-22
見えない高み
小林 広師
今春のプール戦、悔しさの残る3戦であった。
自分自身は点が取れなかったし、防衛大戦では引き分けという結果すら残ったが、そういったことがこの悔しさの直接の理由ではない。何よりももっとできるはずだというもやもやとした感覚が原因だろう。
しかしその結果が今のBULLIONSの実力を示しているということもまた事実で、このことには正面から向き合わなければいけない。
目標として掲げた「一部で勝つ」、そしてその前にある「一部昇格」。そのために自分として出来ることはやってきたから、この5ヶ月間の自分を「頑張りが足りなかった」などと一口に否定する気はない。
僕は頑張るだけ頑張ったら必ず成長出来るはずだと思っていた。だから練習でも常に自分のできることは最大限やろうとしてきたし、それは実行できていたと思う。
なにより、やるだけやって駄目だったら仕方ない、その結果がどうなろうと納得できるだろうという思いがあった。
それでも、僕はプール戦がこういった結果となって悔しかった。常にそのとき思う100%の努力をしていたって、結果が伴わなかったら悔しいに違いなく、後になってもっと出来たはずだと考えるだろう。
その事実に目を背けてきた自分に、今更ながら気付いた。
今のままでは目標にはたどり着けない。そして、自分なりに頑張っても、自分の中の限界で止まってしまう。頑張ってるからきっと成長できるはず、というのは一人よがりの思い込みだ。
だからこれからは自分だけでなく、限界を突破させてくれる存在としてチームメイトを信頼する。自分についてチームメイトに聞き、受け入れて自分を変化させていく。反対に、チームメイトがその人自身を変化させられるように、積極的にはたらきかけていきたいと思う。
自分だけでなくチームメイト全員としっかり向き合って「響き合う」ことで、全員で必ず目標を達成しよう。