UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2018-09-20
素直に
武藤 宝
他人からの視線が気になる。
他の人は自分をどう見ているのだろうか?
プレーとか人となりとか、普段の行動、、とか。
「武藤はさ....」
「武藤さんは...」
考え出すと、この4年間で出会った、多くの、色んな人の声が聞こえる。
他人からの評価を気にするのは当然のことだと思う。
世間同様、部活でも試合に出れるかどうかを選ぶのは幹部からの評価で決まるからである。これは入部したときからずっと同じだ。
他人からの評価や意見を気にすると結局控えめでいるのが一番と気づく。そして、これを自分では「謙虚」で居ると誤認していたと思う。
遠慮とは、他人に対して言葉や行動を控えめにすることであるのに対して、謙虚とは、自分を偉いものと思わずに素直に他者に学ぶ気持ちがあること、だそうで。
謙虚とはすばらしい、日本人が大好きな言葉だ。自分は、自分のことを、その世間が良しとする謙虚な人間と思っている。でも、それは、遠慮だった訳です。
4年生になり引退まであと・・と考えるたびに、
もっと図々しく生きても良かったかな、と思うことが増えた。
自分の実力を試す機会を知らずに減らしていた気がしてならないからだ。
遠慮してきたことは自分にとってプラスには作用しない。
ああ確かにそうだ、と今ようやく長い時間をかけて理解できた。
そういうわけで、今は遠慮せずにやりたいことをやっていこう、素直に考えている。
1部で1ゴール決めて、現役生活を締めたいと思う。
最後に、このように自分が意見を文章で表明する場は最後だと思われるので、(かなり早いけれど)4年間で出会った方々への感謝を添えて今回の雑感と致します。