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2017-09-29

積もっていくもの

須賀 謙次

本棚には多くの思い出が連なっている。様々なものが紙となって積まれている。

中でもスケッチブックをめくれば楽しい記憶がよみがえってくる。恥ずかしいものもあれば誇らしいものもある。それは今までの自分を表しているものだ。

絵は、描き始めるときの夢想と書き終わった後の振り返りが面白いものだ。書いている途中はなんとか頭の中にあるものを形に起こそうと必死になって、もがいているだけである。

今は、自分を描いているのだろうか。はたから見れば、多くの錯綜した線と雑多な色の塊の中、不格好に動き回っているだけかもしれない。

けれども最後には一枚の形になるよう続けていくしかないと思う。

後の楽しみとなるように。

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