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2016-10-16

私たちだから

安藤 摩耶

入学当初足元がぐらぐらだった私も、今では自分なりに足が地に着いていると思う。

学業面では心の底から興味のある学問を見つけ、卒業後看護師になれるよう日々睡魔と闘いながらも真面目に授業を受けている。部活では選手のコンディショニングや部のブランディングに関わりたいと強く思うようになり、いつも頭のどこかでどうやって仕事を形にしようか悩んでいる。

最近看護とマネージャー業は似てると思うことが多い。怪我人対応とか世間からの見られ方とかそういうのだけではなく、やろうと思えば誰だってできるからだ。家族だってファンだって、薬を飲ませたりボトルを補充をするくらい、おもいやりがあれば誰だってできる。だからその上を上をいくために、詰めて、極めて、常にプロ意識を持つ必要があるこの立場は難しいんだと思う。

自分の興味より周りから必要とされていることを優先し、嫌がられるのはわかっていても、相手のためを思って強引にでも勧める。何度経験しても好きになれない気持ちだ。

だけど、それでもやりたいと思えるのは、「絶対一緒に勝ちたい」と思うたちがいるから。

前にはいつも手をひっぱり、時には背中を押してくれる先輩方。
隣にはふざけながらも一緒に歩いてくれる同期。
後ろにはこんな頼りない背中にでもついてきてくれる後輩たち。
家族でもファンでもないけれど、いつまでも一緒にいたいと思える人たちがいる。

いっぱい笑って、いっぱい甘えて、でもプロ意識は忘れずに。
チームの一員だから味わえる喜びに、1ヶ月後の私たちが浸ってますように。

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