top of page

2025-05-05

百感交集

米地 雄一朗

「雑感」という言葉の定義を調べたら「雑多な感想。まとまりのない思いついたままの感想。とりとめのない感想。」って出てきました。何か一つの主張について絞って書いたら、それが全てのように思われてしまいそうで嫌だし、実際、日々思うことは一つに絞れることではなくて、種々雑多なことです。なので、あえてあるテーマやある主張に絞らず、日々思ったことを列挙してみるということを実験的にしてみます。一貫した主張はないです。もしかしたら全く面白くないかも?…そしたらごめんなさい。

以下は自分が時々書く日記的なもので、Bullions2025が始まってからのいくつかのものから、この雑感用に改変をしたものです。

とある練習終わりの日

「同期の一人が急に辞めて1週間くらいした。最初は悲しいというより呆然とした。辞めるなんて相談は一言もなかったから驚いた。徐々に時間が経って寂しさとか悲しさも湧いてきた。彼が辞めたことに対する悲しみはもちろんだけれど、自分に対しても何か辛さを感じるようになってきた。というのも学業的な忙しさではわかりあえる立場だったし、ホッケーでもずっとうまくいってるような立場じゃない者同士、直接的には言わないけどお互いわかりあえた部分もあったと個人的に思ってる。なのに急にいなくなった。もちろんこれは当然のことなのだけど彼がいなくなっても普通に練習はいつも通り続く。それがつらかった。たとえ自分が部活を辞めても淡々と練習は続いて行くんだなと思った。」

とある練習試合終わりの日

「いざ自分の出る時間になって出てみると、なんか緊張している。いつもの練習の時考えたこととか普段当たり前にできてると思っている感じが出せない。うーん。何故だろう。試合で緊張しちゃうのいまだに?って思う。情けない。同期のみんなはあんなに活躍してるのに。自分だけ置いて行かれているような孤独を感じる時がある。」

とあるオフ中の1日

「勉強もスポーツもできて人間性が完璧すぎる大尊敬の友人と久しぶりにご飯にいった。お互いの悩み大相談会をした。自分の悩みに対して、彼は、落ち込んでもいいけど、その後のresilienceが大事って言ってくれた。完璧に見えていた彼にも落ち込む時が結構あることを聞いて驚いた。大尊敬で憧れの彼みたいにもっと自分もresilienceを大切にしようと思った。」

とある練習終わりの日

「部内のとある人が最近元気なさそうに見えたから、LINE上でなんとなく聞いてみた。そしたら、彼はちゃんと自分で立ち直ってて、本気で頑張ろうとしているのが伝わる返信がかえってきた。自分も鼓舞してくれるほどの力強さで何かジーンときた。もっと頑張りたいと思った。ありがとう。」

とある新歓終わりの日

「新入生にホッケー部はキツくなさそうだから迷ってると言われて心の中で憤った。新入生に悪気はないんだろうし、そう見えさせてしまったのなら自分の責任ではあると思うけど、そんな軽いもんじゃないとめっちゃ反論したかった。そう見られるのも悔しかった。」

とある練習終わりの1日

「最近純粋にホッケーが楽しい瞬間が増えた。うまく言葉にならないけど、パス繋がった時とか受けた時とか、ちょっとした、やろうとしたことがうまく行った時なんか楽しい。そう思えるようになってから今までよりもちゃんと本気で勝ちたいなと思えるようになった気もする。」

とある試合終わりの日

「一年ぶりくらいに試合に出た。だからこそ試合前めっちゃ緊張した。でも試合が始まってからゾーンに入る感覚が垣間見えた気がした。特段何かすごいことができたわけでもないけれど、この感覚を忘れたくない。それに、コート外から勝ちたいと思う気持ちとコート内から勝ちたいと思う気持ちはやっぱ違う。」

とある試合終わりの日

「試合に負けた。悔しかった。でもそれ以上に悔しかったのは、試合途中、勝ちたいと思っても自分が試合で貢献できないこと、勝つのに必要な技術が自分で出せないことだった。もどかしかった。もっと上手くなりたい。」

bottom of page