UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2020-11-11
決意
石川 智規
Bullions2019での一年間、自分は全ての試合に出場した。2年の春の段階でかなりの出場時間をもらっていて、そこから試合を重ねるにつれてどんどん上手くなっていくはずだと自分自身も思っていたし、幹部の先輩もそう期待して使ってくれてたのではないかと思う。
しかし、結果的には自分自身そして周りの人からの期待に応えることができなかったと思う。
入れ替え戦で一橋に負けた試合も、僕が力のあるFW陣にもっといいボールを供給し続けることができていたら普通に勝てた試合だった。
右も左もわからないまま始まり、あっという間に終わった印象だった春リーグについてはある程度目をつぶるとして、春リーグや夏合宿を踏まえて秋リーグでステップアップできなかった自分自身には本当に腹が立つ。
夏の合宿や練習試合では、春リーグ中はできなかったようないいプレーが何回かできていて、秋リーグではもっと活躍できる、活躍したいという気持ちを持っていただけになおさらそう感じる。
なんで自分は秋にうまく成長できなかったのか。
メンタル
シンプルな技術不足
練習に対する取り組み方
戦術理解
原因としては色々考えられると思うが、
一番大きいのは「こういうプレーがしたい」「こういうプレーヤーになりたい」という高い目標を持ち続けられなかったことだと思う。
夏の合宿や練習試合では、
こんなプレーをしてやろうというポジティブな姿勢で試合に臨めていて、それが結果としていいプレーに繋がっていたのだと思う。
一方、秋リーグ中はなかなか思うようなプレーが出来ない現状に焦り、「これは最低限やらないと」だとか「これだけはやってはいけない」というような、ネガティブな姿勢や思考になっていたように感じる。
自分の課題を認識し目の前の課題に向き合う姿勢というのはスポーツをやる上で不可欠である。しかし、4年という限られた時間で一部で通用するレベルの選手になるためには、現状の課題に真摯に向き合うことに加えて、自分の目標とする選手像を持ちそれを意識し続けることが必要になるのだと思う。
じゃあ今、去年の秋の反省を生かして、劇的に成長しているかと言えば、情けないことにそんなことはなく今もうまくいかないことだらけだ。正直この先いくら頑張っても自分がこうなりたいと思うような選手にはなれないんじゃないかと弱気になることも多い。
でも、去年の秋のような思いは二度としたくないので、自分自身の理想や目標だけは見失わずに日々の練習に取り組んでいきたい。自分の掲げる目標と現実とのギャップを突きつけられ高い目標を掲げ続けることが苦しくなったとしても、結局その苦しみを飲み込み努力し続けることでしかうまくはなれないのだろう。
残り一年とちょっと、少しでも自分のなりたいプレーヤー像に近付けるよう努力していきたい。