top of page

2019-09-14

気持ちの整理

和田 歩

気持ちは左右されるものだと言えど、こころ穏やかな時はほとんどなかった。
気持ちが沈めば立ち回りもうまくいかなくなる。そうしたらどんどん落ち込むようになってその負の連鎖は止まらなくなった。
秋リーグが始まってこれ以上になく塞ぎ込んでしまったとき、何を思っているか問われた。

気持ちの整理をつけようとして、振り返ると自分の不甲斐なさが目立って嫌になるが必要なことだと我慢して綴ってみようと思う。

Bullions2019が始まって春試合に出れるくらいの実力が自分にないとわかったとき、同期が試合に出てる中、観客席から応援しなければならない現実はひどく辛かった。
学年が上がれば試合に出れるわけではないのに、危機感を持っていながら準備仕切れず下手くそのままで、今までの二年間何をやっていたのかと自分を責めた。ひどく悔しかった。

その時は現状に納得するしかなかったから自分の実力をしっかり分析して一つ一つのプレーの反省から改善を重ねて成長できるように努めた。春に少しでも早く試合に出るため、チームの勝利に自分も直接関わるためにどうすればうまくなれるか、何が自分に足りないのか考えてホッケーした。
考えるようになったぶん前よりできることは増えたと思う。前より判断にさける時間も増えたと思う。何もできなかったぶん日に日に自分がうまくなっていったと確かに言えると思う。

だけど春試合に出ることは叶わなかった。

ベンチから応援することしかできないことが辛かった。
練習中の代表の雰囲気に混ざれず育成で練習するしかない現状が悲しかった。
三年生で一人だけ下級生に混ざってアップするのが悔しかった。
同期が下級生を引っ張って七帝に臨んでいるのに何もできない自分はとても不甲斐なかった。


秋リーグが始まってまた観客席から代表が試合しているのを見ていたとき、正直なことを言えば部活を続けるのを辛く感じた。

大学生にもなって部活を続けて行く意義は人それぞれだと思うけど、週5で練習して時間と体力をストイックに注いでいるのだからチームの勝利にプレーで貢献できなきゃ意味がないと個人的には思う。試合に出る、勝利に貢献することが部活を続ける上で一番の意味だと思う。
それが叶わなかったのだからとても落ち込んだ。
自分のできないフィールドでやり続けるのは無駄だと思って心が折れていた。
もう自分にはできないと諦めようとするのは簡単だった。


でも落ち込むことはあっても投げやりになることは結局できなかった。
逃げに走りたくなかったし、悔しくて泣いた。

結局諦めたくなかったから現状を受け止めてまだ頑張るしかないと納得した。


これからも練習していって4年生の引退時に実際どれだけのことができるようになっているかはわからないけど、今があって良い結果を残せたならいい話で、結局何もできなかったとしても今逃げるより幾分か個人的にはマシだと思う。

今も一つ一つうまくなって行くしかないのは前と変わらないけど、ひとまず気持ちの整理はつきました。

bottom of page