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2014-11-24

本当のゴール

市村 千晃

ついに引退まで残り一週間を切った。

この4年間を通して間違いなく学んだと言えるのは、「自分自身と向き合うことの重要さ」である。

自分はあまり強い人間ではないので、他者からの評価を気にしたり、他者と自分を比較して一喜一憂したり、ということをしてしまう。無論そのような視点が重要になることがあるということは理解しているが、自分はそのような視点に囚われすぎて、貴重な時間とエネルギーを随分無駄にしてしまったように思う。プレーヤーとしても、主務としても、である。だが結局のところ要となるのは、自分が望む、あるいは好ましいと思う結果のために様々な試行錯誤を自分の頭でしっかり考えて実践することである。

このことを肝に銘じた上で、最後の一週間を過ごしたい。

「今日はお前のおかげで勝てた」
「今年のチームにはお前が必要不可欠だった」
日曜の入替戦を終え、そう人に言われることがゴールではない。

「今日は自分がいたから勝てた」
「今年のチームには自分が必要だった」
自分に自分を誇れることが本当のゴールだと信じている。
そう思えるためにこの一週間最高の準備をし、やり残したことをやり遂げる。そして入替戦に勝ち、一部昇格を達成する。

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