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2018-05-26

最後の挑戦

浅野 康一郎

僕がBullions2018の主将になると決まった時
決意と共に不安がありました。
僕は表に出るタイプの人間ではないと自分で思っていたし、人に伝えることが上手くなくどちらかというと背中で語る性格上、本当に務まるのか自分自身疑心暗鬼でした。
ただ、自分が成長できるこんな機会は二度とないのかもしれないと思い挑戦しようと覚悟を決めたつもりでした。
そして、何より同期からの期待に応えたいと思いました。


実際にBullions2018がスローガン「Make it Real 伝え合い、高め合う」をかがけ
始動してから半年が経とうとしています。
振り返ってみると苦労をかけることしかなく、自分の力不足しか感じられていません。本当に恵まれた先輩、後輩、そして素晴らしき同期に支えてもらってやっと成り立っていると自覚しています。

その中で
チームは30年ぶりに一部校に勝つ
そして90年の歴史の中で、初めてであろう快挙を成し遂げました。
当然のごとく真っ先に嬉しさが溢れました。
個人的には4年間大学でホッケーを真剣にプレーしてきたことによる達成感もありました。
でも、改めてチームを見回してみると、
自分が気づいていなかった問題や
強さを求めた故に置き去りにしていた課題が浮き彫りになっていました。
結果とは裏腹なチームの現状を見て
自分は何を求められて主将になったのだろう。
そう自問するしかありませんでした。
もちろん、二年生から一部校との試合を経験してきた中で自分がプレーにおいて
東大が一部校に勝つという目標を指し示す存在にならなくてはいけないという思いはありました。
しかし、他の面において主将という役割について見つめ直す機会はあまりなく
情けないことに
チームメイトに気づかされることが殆どでした。


改めてBullions2018のスローガン
「Make it Real 伝え合い、高め合う」は
チーム一人一人の目標が前提となっていて
その目標の方向が、達成への努力が、そして達成が
チーム全体の目標達成の大きな力になるという考えに基づいています。


その中で僕の役割とは何か
チームが真剣に個人の目標に取り組める環境を作ること
更にそれを周りに伝え合って高め合うことができる環境を作ること
何より自分が自分の目標達成に本気で取り組むこと

正直この全てが僕一人の能力でできるとは到底思えません。だからこそチーム内で伝え合わないといけないと思っています。後輩の皆は主将が不甲斐ない僕だからこそもっと意見を言っていいし、それに向き合う覚悟はできています。

そしてチームの皆には今一度向き合ってほしい。
自分が今何を目標としているのか、
目標の達成を真剣に考えているか、
目標達成への方向は正しいのか、

これが実現できた時、実現の過程にある時
Bullions2018は更なる高みにいけるのだと信じています。

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