UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2014-08-02
振り返り
鈴木 優太
ただいまオフ、決意表明にあたって今年の前半を振り返ろうかと思います。
BULLIONS2014のシーズンが始まり、育成でフルバックをやることになった。去年は春の途中からサイドハーフとして代表で出してもらっていたわけで、悔しかったし、どうすれば代表には入れるのかがわからないという焦りもあった。しかしシーズンを通して、くさる瞬間が全くなかったということは、自信を持って言える。
フルバックははじめは難しかったが、確かに成長しているという実感があった。
トラップする前に奥まで良く見えるようになったし、顔を上げた後に見えるコースの数が増えた。ボールを大切にするようになった。自分のパスミスがすぐに失点につながるという責任感を持って、特に中盤にあてるか否か、どんなボールを出すかの判断力が磨かれた。スピードに乗っている相手へのディフェンスもうまくなったと思う。
何よりよく考えるようになった。今思うと、去年までは考えているつもりで、あまり考えていなかったような気すらする(来年になったら今のぼくもそう見えるのかもしれないけど笑)。
うまい人のうまい理由を考えること、反射でプレーするのではなく先を考えてプレーすること、そういう部分がこの半年で伸びたと思っている。これはきっと、後輩がいろいろと質問してくれるので、それに答えられるようにならなくてはいけないと思ったからかもしれない。
それから、OBの先輩方の応援がとても心強かった。言葉にして発破をかけてくれる人も、ただ頑張れよと背中をたたいてくれる人もいた。それがとてもありがたかった。自分を見てくれている人がいるというのがこんなにも支えになるとは知らなかった。高校の同期や学科の友達の応援も力になった。
4月頃から僕の目標は、「リーグ中に代表に入り、そこでアピールし、最後に入れ替え戦で勝利に貢献するプレーをする」ことであった。
しかし、それは達成できなかった。
たすき戦で代表に入り出場時間をもらったが全然いいプレーができなかった。そして最後、入れ替え戦では、チームが負けるのをベンチから見ているだけだった。1部5位という目標、そして4年生と一緒に秋リーグを1部で戦うということが不可能になりつつあるのに、自分は無力であるということが、とにかくふがいなかった。本当に悔しかった。
だから、秋リーグとインカレではプレーで勝利・目標達成に貢献する。
七帝戦では副将という立場で、もちろんチームを引っ張ろうとは思うけれど、正直七帝チームとして云々ではなく自分がうまくなりたい、ブレイクスルーのきっかけにしたいと思っている(もちろん両者は二者択一とかではなく、むしろ相乗効果があるものだと思うが、気持ちの話)。最近始めたセンターハーフもはじめは戸惑ったけど、間違いなく成長してるという手ごたえは掴んでいる。ただ、今のペースでは正直間に合わないのではないかという不安があるのも事実だ。幸い、源さんという最高の手本もいるし、この夏で、爆発的にうまくなる。ブレイクスルーする。これが僕の決意。
むねおがいたから目標が達成できたと言わせてみせます。