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UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2014-05-13
守る
酒井 優太
もう一年が経った。
この一年はほとんどずっとホッケーが好きで好きで、ただ楽しかった。
今でも忘れられない試合がある。入部してから三ヶ月程過ぎ、少しは上手くなったと思っていた頃の七帝戦ジュニア戦。去年は優勝してるからと周りからも期待されて臨んだジュニア戦。
結果は2-7
惨敗。1人のDFとして出て、何度も自分の目の前をボールが過ぎていき、ゴールに入っていった。
様々なことを教えてくれた色んな先輩方に申し訳なかったし、同期で臨んだ試合に負けたのが悔しかった。
それから半年以上経って七帝ジュニア戦での想いを忘れはせずとも、薄れてきた頃、臨んだ教育リーグ学芸戦。
0-1
また負けた。
様々なアドバイスをくれる先輩に感謝しているし、プレーのお手本となる先輩を尊敬もしてる。
でもなんだかんだ同期が大好きだし、ずっとこいつらとホッケーをやっていきたいと思ってる。
でもその同期で臨んだ試合でまた負けた。
初めてほんの一瞬ホッケーが嫌になった。
それほどにショックだった。
「誰にも負けないディフェンスを身につける」
その時から大きな目標として掲げた。こんな大それたこと言えるような実力でないのは重々承知してる。目標というか夢みたいなもの。でも残された三年間で実現させる。
これが回ってきてから同期の一人がふと放った言葉がやけに重くのしかかった。
2年後のBullionsが不安だ
勝った経験がほとんどないため、自信がなく、勝つイメージも湧かない自分達。
だからまずは守る
もう負けたくない
自分達のゴールは自分達で守る
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