UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2024-09-12
壁
下野 拓
buillionsは今、チームとして難しい状況にあると感じている。春リーグ5位やBインカレ初戦敗退という結果の面でもそうだが、雰囲気がよくなく、チーム全体として勝つために同じ方向を向けていない。それがまた結果に現れているのかもしれないとも思う。
また、自身にも似たようなことが言える。3Sはとても忙しくて精神的にも余裕がなくなり、全てを投げ出したいと思ったことすらあった。そんな状態では上手くなるはずもなく、結果見たことがあるような失敗を繰り返し、さらに落ち込むという悪循環に陥っていた。そこから切り替えて頑張ろうとするものの、気がついたら七帝戦もBインカレも過ぎ、秋リーグが目前に迫っていた。
七帝戦で誰かが呟いた、「どこのチームも飛び抜けて上手い人がいるのにうちにはいないなあ」という言葉がずっと耳に残っている。そのような存在になれていないことに悔しさを感じるとともに、そこに悔しさを感じるプライドの高さと今の実力の乖離に気が重くなる。だが、一人で試合を左右するとまではいかなくとも大駒くらいにはそろそろなっておかなくてはいけない時期だ。上の代がいる今はまだ許される部分はあるかもしれないが、七帝戦ではそれではいけなかったし、もうそこまで迫っている自分たちの代では確実に駄目だろう。
ここまでつらつらとネガティブなことを書き連ねてみたが、結局は自分が上手くなればいいだけの話である。それで自分の問題は万事解決だし、個人個人がそうやって成長すればチームが少なくとも悪い方向に向かうことはないだろう。
幸いにもまだ少し時間はある。少しでも成長して、チームを上向かせる一助となれるように努力するしかない。