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2016-10-31

全力で

長尾 彰吾

春リーグから代表に入り、遠くから見ていた公式戦が目の前で行われるようになった。
春は実力と経験不足から自分を出してみてほしい、という気持ちしか持てず、試合は目の前でただ流れていった。入替戦で負けた時、初めて自分がもっと上手かったら結果は変わっていたかもしれないと本気で思った。

何としてでも上手くなろうと、色々なことを合宿や練習で吸収した。夏を経て、秋リーグ第3戦、武蔵戦で公式戦に出場した。

自分は十分準備をしてきた。大丈夫なつもりだったが、緊張をしていた僕に先輩やコーチ声をかけてくださって、いつも通りのプレーが出来たように思う。ビデオを見返すと、むねおさんが一つ一つのプレーに声をかけてくださっていて、本当にありがたかった。

自分は本当にいい部活に入った。周りに支えてくれる人が大勢いると思う。ただ代表の中でまだ僕は周りを精神的に引っ張り、助けていくような強さ、経験はない。

僕はプレーで恩を返したい。まず基本的なことを全力でやる。プレッシャーを強く、早くする 味方がピンチなら逆サイドでも僕が全力で戻ってフォローしてあげる。
そして合宿の福井工大戦でチーム初得点をとった時のように、3年生らしい思い切ったプレーでチームに勢いを与える。
お世話になった4年生が最後、笑ってこの部活を去っていけるように、どんな形であれ全力を尽くしたい。

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