UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2021-10-27
三百度目の正直
福崎 亮佑
最後の雑感ということで、自分の4年間の振り返りをしていこうかなと思います。
1年生
経験者として淡い期待を持って入部した。けれど、高校レベルじゃ通用しないものが多く、ドリブルもシュートも速すぎて止まらない。思い描いていたものとはかけ離れていた。
吉川さんに「まだボール怖がってるね。」とシュー練後に言われ、悔しかったことを今でも覚えている。
何より、同期に経験者キーパーという全く同じ属性がいるのが嫌で、差をつけようと、ミスをしないようにと必死だった。
2年生
一番覚えているのは、夏の合宿に佐近が行って自分が行けなかったこと。そして、その後の秋リーグでのベンチ入り争い。
合宿選考の時には、主将の能之さんから長文のLINEで選考漏れの理由が送られてきた。明確にキーパーの序列をつけられ、文字通り目の前が真っ暗になった。
それでも合宿後の幹部との面談で、秋リーグのベンチ入りできるようにどうにか自分をアピールした。練習もした。
たかが控えのキーパー、試合に出る可能性も一番低い。でもその時はそれが一番重要だった。
3年生
コロナ休みを挟んで、公式戦デビュー。
出場した3試合の中で自分の思うようなプレーができたことは一回も無かった。準決に至っては自分のせいで失点した。無我夢中でSOに挑んだら、なんか勝てた。
決勝で勝った時、もちろん嬉しかったけど、もっと活躍したかったなぁとぼんやり思った。
4年生
最上級生。やることがたくさん。ホッケー以外もたくさん。自分のプレーに目を向ける時間が減った。
春リーグは結果2部3位。流石に場慣れしたが、ここぞというところで負けた。1部への挑戦権すら手に入れられなかった。
自分の判断を悔やんではいない……………………………………………………筈
こう見るとかなりネガティブな内容に偏りましたが、ここまでが僕の部活人生4年間の振り返りです。
何が言いたいんだと思う人が多いと思います。僕自身、何か特別言いたいことがある訳ではないです。
ただ、こんな自分も色々試行錯誤してきて、色んな感情があったことを知ってほしい。そして、それが(特に下級生の)今後の部活人生の参考になれば良いなぁと思ったまでです。
部活をやる上で、大小様々な辛いことや苦しい時期があると思います。そして、それはその時々の自分の学年や立場によって変わってきます。
その悔しさや不安な感情を原動力にして自分のレベルアップに繋げる。この工程を残り1ヶ月、最後まで続けていく。
4年生秋
泣いても笑ってもラストチャンス。自分の中でもう腹は括った。
自分のプレーひとつで勝敗が決まる、その緊張感を楽しむ。
そして最後に勝つ。