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2022-04-26

一部員から一戦力に

田倉 拳太

Bullions2022が始動して早くも5ヶ月近くが経とうとしている。春リーグも始まり、新歓もいよいよ大詰め。そんな一年で一番忙しいと言ってもいいこの時期に、ずっと考えていることがある。

 「チームの戦力になりたい」

もちろん、新入生いっぱい入って欲しいとかも思ってるけど、最近は専ら自分のことばっかり考えてる気がする。特にリーグ戦の後からはこれしか考えてないかもしれない。はっきり言って自分は、何かが特別秀でてるわけでもなく、同期と比べても上手くない。それでもリーグ戦初戦は結構長い時間フィールドに立つことができた。でもそれだけ。思い描いたプレーなんか全然できず、自分がミスして奪われたボールを必死に走って追いかけるばっかり。ビデオで試合の反省をしてても情けなくなるようなプレーしかない。それでも運だけはあるようで、ラッキーな形で点を決めることができた。去年のBインカレと合わせるとこれで公式戦2点目で、同期の中で公式戦の得点があるのはまだ自分だけ。これだけ見ればちょっとはできてると思いたくなるけど、実際はどっちも先輩のおこぼれみたいなもので、自分の力で掴み取ったとは言えない。

今年のチームは人数が少なく、自分みたいな下手くそにもチャンスがある。でも裏を返せばそれは、例年以上に、自分のせいでチームに迷惑をかけるし、戦力になることが求められるということ。そんなことを考えてると、自分が戦力にならなければと思い、焦り始める。そのせいか、最近の練習はやりたいことがなかなかできず、できない自分にイライラしてあまり楽しめていなかった。でもこの雑感に書いたことで少し気持ちが和らいだ気がする。頭を空っぽにすれば自分にやれることは自ずと見えてくる。次の練習からは、ホッケーを楽しむ気持ちを思い出して、愚直に練習していこうと思う。その思い・努力が、自分がチームの戦力になるための、そしてチームが勝利を掴むための力になることを信じながら。

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