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2018-08-06

一流

森 敬佑

「一部リーグで通用する選手になる」

大学でもホッケーを続けるにあたり、4年間の目標を立てた。

当時二部に属していたこのチームの練習を初めて見学した時、そのレベルの高さに衝撃を受けた。一部の舞台で戦うことの厳しさをすぐに悟った。
ただ漠然と過ごしているだけでは目標は絶対に達成できないと感じたし、そこに少しでも近づくために日々の練習に一生懸命取り組んでいた、つもりだった。

しかし、迎えた春シーズン、一部と互角に渡り合うどころか、土俵にすら立てなかった。

冬の間努力してきたつもりであったのにも関わらず、一部で躍進するチームを他所に何一つ結果を残せなかったことで、自分の練習への取り組み方に疑問を持つようになった。

思い返せば、自分は指示された練習を真面目にこなし、周りのアドバイスを鵜呑みにするだけで満足していた。自分の実力が伴ってないことを言い訳にして、周りのプレーを深く考えることもなく自分から意見もあまり発信してこなかった。

自らの考えを伝え、周りと一緒に高め合おうとする意識、これが今の自分と一流の選手との決定的な差だと思う。

仲間に影響を与えるプレーや発言、姿勢を見せることは、単に与えられた練習をこなすことより遥かに難しい。

そのような自分の挑戦がチームに新たな風を吹き込み、秋シーズンのさらなる躍進の原動力になると信じて、日々の練習に取り組みたい。

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