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UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2016-05-09
ビッグクラブの一員として②
中込 杏
Bullions2016が始動してすぐに、慶應大との練習試合があった。少ない出場時間ながらメンバーに選ばれた僕は、多くの課題とわずかな手応えを感じ、半年後もう一度リベンジしたいと強く思った。
年があけて合宿メンバーが発表された。僕の名前は呼ばれなかった。
足が遅い、体力がない、ディフェンスができない、今となっては理由はいくらでも考えられるし当然の結果だったけれど、当時の僕はそんな自分の課題から目を背け、どうしようもないことに悩み、日々の練習に手を抜くようになった。この春休み、一番成長のなかったのは多分僕だと思う。
年度が変わって暖かくなり、自分の中で気持ちの整理が出来てきた。いつか必ず自分にもチャンスは来る、その時に向け自分のやるべき準備を全力でしようと思うようになった。相変わらず走れるようにはならないけれど、それを走り込む場所やタイミングでカバー出来るようにはなってきた。ずっとサボっていた筋トレもするようになった。
いよいよ今週末に迫った慶應戦。12月から一度も代表に入ることのなかった僕が出場することは考えにくい。それでも僕にはやるべきことがある。紅白戦では積極的に攻め込み代表DFの気を引き締め、試合当日はベンチ、あるいはスタンドから声援を送り試合を盛り上げる。
チームの一員として、全力で自分の役割を果たしたいと思う。
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