UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2024-06-27
わがまま
木村太祐
最近自分にとって良い風が吹いてるように感じる。こんな書き出しだとあこいつ調子乗ってんなと思われるかもしれないけど、これは結構ほんとに感じていることで、2Sって時期もあって遊びもそこそこできてるし、バイトの人たちとも仲良くなれてきたし、教習だって2ヶ月半ぶりの乗車を乗り越えて本日仮免だって取ってきた。ホッケーに関しても、さすがに始めた頃に比べたら断然上手くなったし、プレー中にちょっとは自分のこと信頼してくれてんのかなと思える場面も増えてきた。唯一の懸念点は勉強だけど、先日TOEICの参考書を購入したこともあってモチベだけはめちゃめちゃ高まってきてるし、溜め込んでいたオンデマもぼちぼち見始めている。とにかく、今、毎日が充実している。
ただ、bullionsっていうチームに関してはそうじゃないんだろうなと思う。春リーグでは2部5位という結果で終わった。何年ぶりかの下位襷らしい。OBさん方に東大はこんなところにいちゃいけない。2部では敵なし、1部校と争えるようにならなくちゃいけないって一年の頃から耳たこになるくらい言われた。確かに強かった代から見たら今のbullionsは不甲斐ないんだろう。そこは本当に申し訳なく思う。でもその上で、そんなの知ったこっちゃないけどなとも思ってしまう。だって自分は強かった時期のbullionsなんて知らないし、ましてはフィールドホッケーというものすら知らなかった。まだホッケー部に入って一年ちょっとしか経ってないのに、昔は強かったから〜とか言われてよしじゃあその頃を取り戻さないと!って思えるほど思い入れがある訳でもない。結果を残せてない分際でこんなこと言うのは絶対間違ってる。間違ってるんだけど、毎回この言葉を聞くたびに胸にもやっとしたものが残る。"今"の話してよって思ってしまう。
なんか途中から自分の不満をぶちまけるみたいな感じになってしまったけど、結局何が言いたいかというと、自分が練習してるのはbullionsのためなんかじゃなくて自分自身のためだってこと。これ以上自分が出てる試合で負けたくない。で、欲を言えば自分がチームを勝たせられるような選手になりたい。すっごいわがままを言っている自覚はある。ありがたいことに春リーグではかなりたくさんの出場時間をもらった。でも、試合を大きく壊すようなプレーをした訳でもなければチームを勝たせるようなプレーもしてない。ただ出てただけ。このままいっても器用貧乏な一選手として終わるんだろうなっていう漠然とした危機感がある。これが本当にただのわがままで終わってしまう。だから、このわがままを押し通せるようにとりあえず週に5日も費やして練習してる。目下の目標はスクープと切りスイープの習得。秋リーグまでには実戦で使えるレベルにまで持っていきたい。