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2016-04-30

もっと速く

堀部 純司

努力をしている人、していない人
結果を出している人、出していない人。

この中で僕が一番好きなのは、努力して結果を出す人である。
次が努力せず結果を出す人。
そして一番嫌いなのが、努力をしているのに結果を出せていない人だ。



去年引退した先輩から寄せ書きが後輩に贈られた。
自分を評価してくれている言葉の中のたった一行が、色紙を読む目を止めさせた。

「努力が結果に結び付いていないけど、」


僕は今まで一度たりとも代表に入ったことがない。
つまり公式戦に出たことがない。
ベンチ入りすらない。

客観的に見て今の自分は自分が一番気に入らないタイプだ。


ホッケーは難しいと思う。
全く思い通りにボールを動かせない。
でもそのうち、体が自分の考えに追いついてくる。
そしてもっと難しいことを考え、それが出来ない。
この繰り返し。
速く回る人ほど成長が早いし、大きいほど急成長する。


大器は晩成するなんてただの慰めにしか聞こえないが、
自分が大きなサイクルを回していたことを証明する。

自分に認めてもらうためにも。

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