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2020-05-11

たりないじぶん

三木 実樹

12月にチームが始動してから半年近く、活動停止になってから1ヶ月以上が経ちました。こんな時期に書く雑感で自分が副将という立場であるということを考えると、チームを勇気づけるような内容とかを書いた方が良いのかとも思いましたが、思ったことを素直に書こうと思います。


3月にコロナによる活動停止を言い渡されたとき、先が見えない不安や、今までのことが全て無駄になるのではないかという絶望感とともに、少しだけプラスに捉えている自分がいました。
活動停止になる直前の2、3月は自分にとって苦しかった時期で、チームとしては徐々に成長しつつある中で、結果が出せない自分の不甲斐なさや、どんどん上手くなっていく後輩や同期に焦りを感じ、副将としてチームに目を向けるバランスと個人を成長するためのバランスがよく分からなくなっていました。
ポジション争いの激しいF Wの中で、圧倒的な実力がない自分がその争いの中に入っているにもかかわらず、チームにも目を向け適切な采配をするということが自分にとっては難しく、チームのことも自分自身のことも中途半端なまま過ごし続けていたと思います。
そんな中で活動停止になった時に自分の中で気持ちの整理ができると思ったので少しだけプラスに捉えていました。

自分の中で色々考えましたが最終的には色々な「覚悟」が足りなかったんだなと気付かされました。
部活に対してもっと時間をかける覚悟、副将として難しい意思決定をする覚悟、1人のプレーヤーとして成長し続ける覚悟、など。
しんどいこと、時間をかけないとうまくいかないことから目を背けて逃げ出してばかりだと思い、このまま一年を過ごしていたら後悔していただろうなと思いました。
このように自分の中で気持ちを整理でき、軌道修正する機会を得られたことはプラスだったと思います。


このように、ここまで自分のことについてだらだらと書きましたが、部員に対して言いたいことは今の状況はマイナスのことばかりではないということです。
チームから離れて個人の時間が増えたからこそ、自分の中で整理をつける時間、新しいことを学ぶ時間、体づくりをする時間など普段はできないことに目を向けるチャンスだと思います。また、今の過ごし方次第では、他大学やポジション争いをしているチームメイトとの差が生まれるのではないでしょうか。
各々が今できる準備をして再開時に最高のスタートをきれるようにしましょう。

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