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2021-05-19

部活動における「成功」

松田 和真

部活動における「成功」とは何なのか。

 スタメンとして試合に出場すること
 公式戦で得点すること
 一部校に勝利すること
 下級生の頃から活躍すること
 後輩から慕われること

人それぞれだろうが、個人的にはどれもしっくりこない。

何となく周りの意見や評価を意識したものだからかもしれない。
達成できてしまう目標はつまらないのかもしれない。


『自分が心からやりたいことを実現させること。そのために本気で取り組むこと。ベストは尽くしたと、良い顔で引退していくこと。』


最近、自分の中ではこれが一番近いのではないかと思う。

 練習でも試合でも、全てのプレーで誰にも文句を言わせないプレーをする。
 2年の時にインカレで衝撃を受けた鵜飼聡太くんに少しでも近づく。

書き出してしまうと恥ずかしいが、自分自身の究極的なゴールの方向性ははっきりしている。

そしてありがたいことに、「一部で勝つ」というチーム目標はそのゴールの過程にある。

自分自身の究極的なゴールを目指すうえで、チームとして「一部で勝つ」ことを達成したいし、仮に一部校に勝てても、自分がそこで満足することはないと思う。

まだまだ身体のキレも、体力も、ドリブルも、パス・レシーブ技術も、シュートの精度も足りないし、
練習でのロストも、試合でのレシーブミスも、全てなくしたい。

現状まだ大したことない選手だし、引退まで半年。自分が個としてどこまで行けるのかは分からない。

それでも毎日、絶対に昨日よりも上手くなろうと練習するし、スタッフが撮ってくれたビデオで現実と理想の差を埋め続ける。

誰に何と思われようと、引退する日まで諦めたくない。


こんなことを書いておいて、横市には負けていられない。
自分は言葉で伝えるのが得意ではないから、行動で証明したい。
見てくれている人、応援してくれている人、支えてくれている人たちに恥じないプレーがしたい。

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