UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2021-05-19
部活動における「成功」
松田 和真
部活動における「成功」とは何なのか。
スタメンとして試合に出場すること
公式戦で得点すること
一部校に勝利すること
下級生の頃から活躍すること
後輩から慕われること
人それぞれだろうが、個人的にはどれもしっくりこない。
何となく周りの意見や評価を意識したものだからかもしれない。
達成できてしまう目標はつまらないのかもしれない。
『自分が心からやりたいことを実現させること。そのために本気で取り組むこと。ベストは尽くしたと、良い顔で引退していくこと。』
最近、自分の中ではこれが一番近いのではないかと思う。
練習でも試合でも、全てのプレーで誰にも文句を言わせないプレーをする。
2年の時にインカレで衝撃を受けた鵜飼聡太くんに少しでも近づく。
書き出してしまうと恥ずかしいが、自分自身の究極的なゴールの方向性ははっきりしている。
そしてありがたいことに、「一部で勝つ」というチーム目標はそのゴールの過程にある。
自分自身の究極的なゴールを目指すうえで、チームとして「一部で勝つ」ことを達成したいし、仮に一部校に勝てても、自分がそこで満足することはないと思う。
まだまだ身体のキレも、体力も、ドリブルも、パス・レシーブ技術も、シュートの精度も足りないし、
練習でのロストも、試合でのレシーブミスも、全てなくしたい。
現状まだ大したことない選手だし、引退まで半年。自分が個としてどこまで行けるのかは分からない。
それでも毎日、絶対に昨日よりも上手くなろうと練習するし、スタッフが撮ってくれたビデオで現実と理想の差を埋め続ける。
誰に何と思われようと、引退する日まで諦めたくない。
こんなことを書いておいて、横市には負けていられない。
自分は言葉で伝えるのが得意ではないから、行動で証明したい。
見てくれている人、応援してくれている人、支えてくれている人たちに恥じないプレーがしたい。