UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2015-09-21
流れを作る
藤井 翔大
最高学年として臨んだ今年の第一戦。
公式戦で失敗は許されなという気持ちと、しっかりやらねばという気持ちが先行していた。 結果、いつも通りやろうとしても、いつもどこかで焦っていた。
思い通りのプレーは全然できていなかった。
しかし、第二戦。
相変わらず試合の入りは焦ってしまったが、途中で変化が起こった。
早いリスタートから自分の打ち込んだボール。そこから先制点を奪うことができた。
結果として、この得点のおかげで苦しい試合を制することもできたのだ。
あまり硬くならなくていい。その代わり、うまく流れを作れればチャンスは訪れる。
そう気づくと、落ち着いてプレーができるようになっていた。
この試合の全体的な内容に満足することはできなかったものの、
「たった一つの自分のプレーで試合の流れを変えられる」
そんな小さくて大きな自信が心に生まれた。
共鳴~個が立ち、響き合い、大を成す~
今年のスローガンを振り返ると、「自分たちの流れを作るプレーをする。」ということが真っ先に思いつく。
まず、自分がチームのプレーの起点となるように、プレーをつなぐ。
パスでも、ドリブルでも、ディフェンスでも。 一つ一つがチャンスになると信じて、丁寧にプレーする。
そうすれば、次にボールを受ける仲間も、流れに乗っていいプレーができる。
自分のプレーを起点として、チームの中に好循環が生まれていく。
流れに乗っているBULLIONSなら強いチーム相手でもしっかりと点を取れることは、今までの練習試合で体感した。
そして、巡り巡ってそれがチームの勝利と目標達成につながる。
たった一つのプレーでもいい。
仲間のために流れを作って、目標達成を果たす。
これが引退までの自分の決意。