UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2021-12-03
求めるのは、結果
下條 裕史
最後の雑感
4年生、主将という立場なので、チームに向けてとか周囲への感謝、みたいなことを書こうかと思ったけど、ありきたりな文になりそうなんでやめます
主将っぽくない文だけど、主将っぽくない主将で1年やってきたんで許してね
今の俺の率直な思いをここに残します
長い部活人生だった
中学では、小学校でやっていたからという理由で特に考えずサッカー部に入り、部活漬けの日々を送った
それは高校に入っても変わらなかった
高二の冬に部活を引退した時は、もう勝った負けたで一喜一憂する世界とはサヨナラだと思った
でも一年浪人して色々考えた結果、大学でまた部活に入った
俺はなんのために部活をしているかとか、そういう難しいことを考えたことがない
あの本気と本気がぶつかり合う試合の緊張感が好き、試合に勝つ喜びを味わいたい、そんな単純なことだけを考えて部活をやっている
だからこそ勝ちたい、結果を残したい、あの高揚感を何度でも味わいたい
俺が部活を続けてきたモチベーションの大半はこんなことだ
結果を残すということに関して、ずっと思っていたことがある
今まで、何度も負けた試合の後「惜しかったね、ナイスゲームだった」とOBさんや監督・コーチの方々に言ってもらった
自分がもしコメントをする立場だったら間違いなくそう言うだろうし、実際そう思うんだろう
ただ俺は毎回「負けた試合にナイスもクソもあるかよ」
と思っていた
自分の中では勝った試合に良かった試合と悪かった試合があって、負けた試合は全部ゴミ
そのくらいの認識
あくまで個人的意見だし、暴論かなとも思うけど
だけど部活を部活たらしめてるものは勝利への拘りだと思う
サークルだったら試合に負けても楽しければOK、みたいな雰囲気があるけど
部活は勝利を目指す集団だから、結果が出なきゃ何も楽しくない
もちろんリーグ戦みたいに試合が続く時は、勝った試合でも負けた試合でも試合内容を反省して、次に生かすことが大切なのは間違いない
ただ負けた試合に惜しかったもクソもない
負けは負け
悔しいだけ
内容がどんなに良くても負けたらダメ
日曜の入れ替え戦はもう次がない
勝つか負けるか
試合内容とかぶっちゃけどうでもいい
何がなんでも勝ちたい
どんな勝ち方でもいいから勝ちたい
一部昇格という結果が欲しい
0か100か
チームとしても個人としても集大成を見せる時
これまで何度も大事な試合で負けてきた
終わりよければ全てよし
日曜、一部昇格して部活人生に幕を下す
そして、みんな笑顔でBullions2021を終える