UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2015-09-15
放熱
桑原 啓太
BULLIONS2015のシーズンが始まるにあたって、自分で立てた目標は「春リーグでベンチ入りすること」だった。上には大野さん、松岡さんがいることを考えれば自分にとっては高い目標である。しかし高い目標があるときこそ本気になれるのであり、自分は昔からそのような環境を求めてきた。
結果としては、春リーグ1戦目こそベンチ入りしたが立場としては第3GKであったし、その後の試合は応援席から仲間を応援することしかできなかった。自分でも当初思い描いていたように成長できていなかったことは痛感している。
どこかで爆発的にうまくならないといけない、なりたい、とはずっと思ってはいた。ただいつもそんなにうまくいくとは限らない。そういうときに焦ったり腐ったりなど、負の感情を抱くことがないのが自分の強みだと思う。常に目標を見据えて努力し続ること。自分にはこれができるし引退するまでこのことを強烈に意識して日々を過ごす。
そして結果を残す。一生懸命取り組むのは少しでも良い結果を残すためである。現時点の自分の究極的な目標は1部の強い大学に勝つことだ。先日の福井合宿で福井工大と試合をできたことは目標を見つめ直すいい機会であった。今年はずっと育成で過ごしてきた分、1部のレベルを肌で感じることがなかった。本当に刺激的で、楽しい試合だった。目標を達成するための期限ももうじき2年もなくなる。目標からして逆算して今を懸命に生きる。
今日も練習がある。別段特別な日ではない。やることはいつもと同じ。しかし慣れではない。慣れてはいけない。
一本一本丁寧にシュートを止め、クリアする。
足を動かす。
自分の意思を味方に伝える。
緩んだ空気を締める。
声を出して雰囲気を作る。
今日も、全力を尽くす。