UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2025-04-13
彩り
平田 かほり
大学に入って何をしようかと考えたときに、運動部のマネージャーをやるとは少しも思っていなかった。今まで「青春」の「せ」の字にも縁がなかったからか、新歓の列で貰ったビラの「最後の青春を私たちと」というキャッチコピーに何となく興味をひかれた。スポーツを見ることが好きだったこともありなんとなく新歓へ参加したら、真面目で温かい雰囲気に惹かれて入部を決めた。
今思い返すと、ホッケー部に入ることか出来て幸運だったと思う。試合や練習に関わる度に貴重な経験をさせて貰っていると実感するし、同期と仲良くなって楽しい思い出を沢山作れている。アカペラサークルも辞めてしまって、ホッケー部に入らなかったら空っぽの大学生活を送っていたと思う。尊敬できる仲間のいるコミュニティと、大学生活で打ち込める何かがあることはとても幸せなことだ。
そして、目標も見つかった。練習中スタッフの先輩を見ると、先のメニューでのカメラ配置をビデオで予習していたり、カメラが足りていなかったDF練を撮影していたりと、様々な事に気を配って練習を回していることに気が付く。私ももっと周りを見て、先を読んで動けるようになりたいし、チームや周りの人達のために何ができるかを考えられる人でありたい。PVやビラ等の作成を任せて頂いて、自分の少し得意なことも役立てられたら良いとも思った。このチームにいて恥ずかしくないような人になる為に日々努力したい。
とはいえ、私は朝が弱くて怠惰で、こんな大層なことばかりを言える身でもないので、楽しかった思い出で締めくくりたいと思う。
植込みの穴を潜って琵琶湖で石切をしたり、ディズニーで大遅刻してきた同期の為に総出でキャンセル拾いをしたり、カラオケで一緒に歌って競い合ったり、新幹線で永遠にどこパをしたり。合宿では1階上の同期の部屋からホッケーをする音が響いてきたり、何故かもち米を炊きだす人がいたり、MOSパーティでナゲットやポテトの争奪戦が起こったりと、面白いことが沢山起こる。七帝戦で煽り運転に遭ったのも今となっては良い思い出だと思う。勿論チームが試合に勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。そんな彩りのある日々を過ごす中で、微力ながら頑張ってきてよかったなと思える瞬間が沢山ある。