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2025-10-20

平常心

森本 巧真

秋リーグがまだ続く中、次のことを書くのもどうかなとは思ってはいるのですが、

今一番思っていることがそれなので書いちゃいます。


来年はついにラストイヤー。

3年間、いけそうと思いながらも一度も上襷に届いていない現状をなんとか打破し、来年こそ「二部優勝・一部昇格」を成し遂げたい。

そのために今、自分に最も必要なのが、羽生善治の「楽観はしない。ましてや悲観もしない。ひたすら平常心で」という言葉だと感じている。


かつての自分は、悲観しすぎてパフォーマンスを落とすことが多かった。

しかし最近は、悲観を恐れるあまり「楽観」に逃げていると感じる。

 


 すべきでない楽観

・部活に参加さえすればいい。それだけで二部優勝できる、名プレイヤーになれる

・ボールに触ってさえいれば上手くなる

・周りよりはできている


一つ目は、忙しい時にしがちな楽観。

部活に参加すること自体が目的化し、自分の課題克服という本来の目的に取り組まなくなる。


二つ目は、自分が最も後悔している楽観。

質をおろそかにし、正解のプレーや上手い人のプレーを分析しないことで、同じ失敗を繰り返し、成長が止まる。


三つ目は、自分を含め同期に最近よく感じる楽観。

部内での相対評価に安住し満足してしまい、一部に行くチームとして見たときに技術が足りない現実を直視しない。


羽生が「ましてや」と述べるように、「悲観」はすべきではない。

それはパフォーマンスを下げるだけだ。

だが、必要なのは「楽観」でもない。

持つべきは、現実を受け止め、それに向かって淡々と努力を続ける「平常心」だということを忘れないようにしたい。


最近の部の雰囲気にも、どこか同じ「楽観」を感じる。

和気藹々とした空気は楽しいし、自分も好きだが、「現実」や「成長」から目を逸らしていないかと感じる瞬間がある。


平常心で現実と向き合い、二部優勝・一部昇格を掴む集団を作りたい。

まずは自分から。

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