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UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2015-10-11
信
安原 正尭
僕は、今この“共鳴”を書いていいのだろうか。
そう思わざるを得ないほどに、今の僕の中には不満、不安、焦燥といったネガティブな感情があふれている。
同期はどんどん公式戦デビューを飾っていく。自分はずっと育成から上がれないまま。
何が必要なのか。
誰に認められればいいのか。
自分たちを見てくれない他人を恨み、また自分の努力を棚に上げていると自己嫌悪する。
負の連鎖。
思えば転機は七帝にあった。
七帝前の夏の練習、最初の頃僕は育成のFBのポジションを争っていた。
しかし直前の3週間、実習で練習できない期間が生まれ、結果、七帝にはRHとして出場することになった。
なぜ実習の存在をわかっていたのにもっと死にもの狂いで練習できなかったのか。
あれから僕は沈んだままだ。
この間、「育成の中で最強になれば試合には出られるはずだ」と同期が言っていた。「試合に出たいなら今試合に出ていないやつらの中で最強になればいい」と。
やるしかない。
その言葉を、信じるしかない。
信じて、負の感情はしっかり押し込めて、4年生を送り出さなければならない。
仲間も、自分も、信じてやる。
それだけが僕にできること。
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