UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2021-06-01
仮の
吉田 丈
ここ数ヶ月、考え事をする時間が増えたように思います。
未来の奥さんはどんな人だろう。そもそも自分は結婚出来るんだろうか。
中学校の頃の自分はどんなことを考えて暮らしてたっけな。
隣の部屋の住人は何の仕事をしてる人なんだろう。
考え事といっても、こんな下らない疑問ばかりです。
なんとなくの答えが浮かんでは消えていきます。
ホッケーに関しても、考えることは多くあります。
今日のあのミスは酷かったな。
どうやったらもっとテンポ良くボールを捌けるかな。
何であの人のシュートはあんなに速いんだろう。
練習が終わって家に帰ってから、こんな風に考えます。
これに対しては、練習動画を見て、自分の中で答えを出す事が出来るし、先輩や同期に聞けば別の視点からの改善点が見つかることだってあります。
自分はなぜホッケーをやっているのだろう。
他のサークルに入ろうとは思わなかったのか。
週5回の練習をなぜ続けているのだろう。
こんな疑問、部活を続けていれば何度もぶつかる壁だと思います。
「答えは決まってる。ホッケーが好きだから。」
今の僕には、こんなかっこいい言葉を口にすることは出来ません。練習はきついし、部の運営のための雑用はめんどくさい。
ただ単に辞める勇気が無いのか、部の仲間と一緒に時を過ごしたいだけなのか、本当はホッケーのことが心から好きなのか。
仮の答えが浮かんでは消えていく。どれもしっくりきません。
これが今の気持ちです。
本当の答えは何なのか、それは上手くなって試合で活躍すれば見えてくることだと今は思っています。
そのために何が必要なのか、精一杯頭使って考えて、実行します。