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2024-05-16

もう言い訳は残されてない

三木 隆斗

去年は激動の1年間だった。

入学して部活動になんか入る気はさらさら無かったのにいつの間にか週5のホッケー部に入っていた。

実はあまりホッケーが楽しいと感じたことは無い。

上手くなって試合に出て勝つことがモチベーションになっていると思う。それは今も一年前も変わらない。だから去年は少しでも出場時間が欲しくて頑張った覚えがある。


夏からはありがたいことに数多くの試合に出してもらった。

ただ。

公式戦戦デビューの七帝戦、相手フォワードにこいつはいけると思われた屈辱。秋リーグ初戦、自分のイエローカードからの2失点。4年生の引退試合、自分の横を通過していったフリック。1年間敗戦と申し訳無さを何度も何度も経験した。もう負けるのは嫌だ。


敗戦に落ち込んでいるといつも先輩達は1年生なのによく頑張ったと言ってくれた。でもそんな言葉は言い訳でしか無いと思っていた。「1年生にしては」を超えて戦力になりたいと思っていた。だけど結局その言葉に縋っていたのかもしれない。

試合で自分のプレーを振り返って「悪くない」と感じたり、言われたりしたらそれで満足していた。でもそれは戦力になっている事にはならない。戦力とはチームにプラスをもたらす事だと思う。今年は1プレイヤーとして卒なくこなすのではなく、チームを引っ張る必要がある。それが去年出場時間をくれたことへのお返しだと思う。


その為には能力を上げることはもちろん能力の使い方について考える事が必要だと考えるようになった。例えばこの前負けた立教戦。まだまだ下手くそではあるが個人的に技術で負けたとは感じなかった。それよりはむしろここでこのプレーを選択できれば、この技術が使えれば、とビデオを見ながら考える事が多かった。その反省を試合の中でするには、アツく戦いながら頭は冷静に保ち、俯瞰するかのように試合を見る事だ。


つい先日ホッケーを始めて1年が経過した。2年目は体はもちろん頭も酷使してホッケーをしていきたい。

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