UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2021-05-29
みんなは最高にかっこいいって話
宮越 香野子
最近、遅ればせながらCreepy Nutsにはまっています笑
彼らの曲で『かつて天才だった俺たちへ』という曲があります。すごいかっこいいので一回聴いてみてほしいんだけど、簡単にまとめると、
自分の才能とか力量に気付かずに何にだってなれると思っていた時代は過ぎたけど、俺らはまだ頑張れるよな、時が来たらぶちかまそうぜ!って感じの曲です。
初めてこの曲を聴いたとき、ホッケー部のみんなのことだなと思いました。
雑感を読んでいても、普段の練習を見ていても感じるけれど、部活をするってすごく残酷に現実を突きつけられる瞬間の連続に見える。自分はあの人よりも才能が無いとか、1年前の自分の方が良いプレーをしていたとか。実力とかセンスとか、自分の力じゃどうしようもない事情とか、そういうものにぶつかる日々で、自分って天才だと思える瞬間よりも、自分は天才でも神童でもないって思う瞬間の方がみんな多いのかなと思います。
私は中高ずっと文化部で、大学でもプレーする側には周らずにスタッフをやっている。もちろん自分なりに誠意を持って部活に向き合っているけれど、自分の実力に向き合うとか、そういうことに慣れていない私から見ると、ホッケー部のみんなの姿はもはや驚異です。自ら選んでこの道を進んで、がっつり全てを捧げているなんて、驚異的にかっこいいです。
自分は天才だって信じて疑わない人も素敵だけれど、自分は天才じゃないってことに直面しながらももがき続けられる人は、もっとかっこいいと思います。なかなかベンチ入り出来なかったり、怒られてばかりだったり、実は心の中は腐りきってたり、みんなが抱えている苦悩は分からないけど、私の目にはみんなきらめいて見えています。なんかもう本当に辛いとか、なんでこんなことやってんだとか、思うこともあるかもしれないけど、それも全部輝いてます。
だから、自信なくすこととかもあるかもしれないけど、たまには、<バレる!この俺の天賦の才が>くらいの気持ちで、<誰も待ってないかもしれないけどおまたせ>くらいの気持ちで、いっちゃってください。みんなはかっこいいから、大丈夫。
大変なことたくさんあるとは思いますが、少なくとも私は、腐ってるときも空回ってるときもいつだって、部員全員、超絶かっこいいなと思っていますよってことをみんなに伝えたくて、今回の雑感は書きました。
自分もチームの一員なのに、なんかホッケーとかチームに対して他人事だなと思われるかもしれないけれど、これが私の正直な気持ちです。みんなのことを心から尊敬しています。嫉妬しちゃうぐらい眩しいと思っています。みんなの輝きが私のモチベーションになって、部活を続けられています。あと半年、よろしくお願いします。