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UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2024-10-24
あとひと月
田倉 拳太
早いもので、現役生活も残すところあとひと月を切った。
思えば最高学年として過ごしたこの1年間が最も早く過ぎたように感じる。幹部としてホッケーに向き合う時間も長かったはずだが、気付けばもう引退目前。不思議なものだ。
先述の通り幹部として、同時に1人のプレーヤーとして、このチームで1年間頑張ってはきたものの最高の結果を残すことはできなかった。その結果、自分たちが先輩方から託された一部昇格の目標を、自分たちも後輩に託す結果となってしまった。忸怩たる想いである。
前回の試合で負けた後、それまであまり意識してこなかった引退の二文字が突如として眼前に現れた。まるで自分の負けを咎めるように。負けたなら早く引退しろと言われてるようにも思えた。
引退を意識し始めると、残りの期間でチームに何を還元できるのかも同時に考えるようになった。後輩たちを来季一部でプレーさせてあげることができなくなったので、せめて自分がチームに残せるものは全て残したい。それでやっと4年としての役割を少しは果たしたというものだろう。
この引退までのひと月は、良くか悪くか、後輩たちにとっては次の代を意識しながら活動できる期間となる。4年は現役生活の締め括りとして、3年以下は次の代のスタートダッシュへ向けて重要な期間である。Bullions2024から2025の過渡期と言えるこのひと月、悔いなく全力でやり抜くのはもとより、未来へ向けて少しでも力になれるように邁進していきたい。
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